フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

私と読書

【第49回】

私と読書

読書好きの人の読書歴を聞いてみると、意外におもしろい。

案外、みなさん読書をはじめたのはつい最近で、という人も多い。



思えば私自身は、子どもの頃は大の読書好き。

何度も何度も、親に絵本を読んで、と頼んでは困らせていたらしい。


3つ上の姉には、「絵本ばかり読みたがるよくわからない妹」に見えたらしい(笑)


しまいには、両親が十分に絵本を読んでくれないので、
「もう自分で読むからいい!」と、

読めないのに絵本を一生懸命に声に出して読んで、
最後には、読めるようになってしまった。

本好きが高じて読めないものも読めるようになってしまう、おそろしい6歳児だった。



それが一転、

中学生くらいになると、「本なんて読まないほうがかっこいい」という謎の時代(思春期)にはいってしまい、

しばらく読書という行為から離れてしまった。



それから、就職してからまた本との出会いが訪れた。

上司がとても本好きで、そしてめちゃくちゃ頭が切れる。


「どうやったらこの人みたいに考えることができるんだろう?」


ペーペーの私は不思議でたまらず、
本を読んだら頭が切れ者になるのでは?と思い、また本を手にするようになった。


はじめはベストセラーや、平積みされているものから。


一冊読み切るのがやっとで、正直しんどかった。


10冊ぐらい読んだあたりから、読むことが楽になってきた。


そのうちに、神田昌典さんの本の中で、本を紹介しあったり、みんなで課題読書をする、いわゆる読書会なるものがあることを知った。


そういったものに参加すると、一気にいろんな本を読んだ感じになるらしい。



そうゆうところに行きたい!


フェイスブックで検索。


「え?北見にも読書会みたいなことをしているところがあるらしい!!」


それが、2014年の夏の終わり。


読書普及協会チーム北見との出会いでした。



不思議なもので、本の話ができる場があると、自然と自分の本を読む速さや読み込む深さが変わり、
一冊の本から派生する本を次から次へ読み、
紹介された本をありがたく読み、

本の輪が広がるように、私の読書量も飛躍的に増えていきました。


夢中で、無心に。

気づけば、不思議なことに、これまでに漠然と抱えていた不安や迷いや、悩みが全然気にならなくなっていました。

読書をとおして、本の中の著者と会話していると、いろんな考え方、価値観に気づいてきて、

モヤモヤとした思いもすうっと消えていくようでした。


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そうして、読書好きの人の中に入ると、不思議とよく聞かれる言葉がありました。


・東京の読書のすすめ
・みやざき中央新聞
・喜多川泰


この3つ。

なんだろう、なんだろう、よくわかんないけど、いろんな人の口から聞く。

百聞は一見に如かず。


読書のすすめ店長の清水克衛さんの本や、みやざき中央新聞魂の編集長 水谷もりひとさんの本、
そして、ベストセラー作家喜多川泰さんの本を読むようになりました。


気づけば、読書のすすめには自ら来店しビールをごちそうになる、
水谷編集長は、箱カフェまんまる茶茶の方で小さな講演会をしてもらった、
喜多川泰さんは、北見に講演会に呼んで来て頂けるようになりました。


「本を読むだけではなく、気づいたら行動していた。」


この3名の本にはそんな力がありました。


読むと動きたくなる。
むずむずしてくる。

なんかできるかも?と思えてくる。


でも最初は、そうもうまくいかなかったんです。


読書は一筋縄ではいきません。

自分の思ったようにはいかない。
だからおもしろいのです。



~また明日、私と読書 後編 書きます~「