フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

幸福な医療者を増やしたい

【第111回】

幸福な医療者を増やしたい


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いつもこのブログに訪問くださり
ありがとうございます。



突然ですが、今私はビジネスの勉強をしています。

これまで恥ずかしながら起業前、起業後も
独学で勉強してきました。

独学とは、古典的なビジネス本を読み漁ったり、
先輩経験者からお話を伺ったり、セミナーに参加したり

それで十分学んでいると思ってきました。


私は十分学んでいるし、努力している、と。



でも、それでは
本当に成し遂げたいこと、


本当に届けたいひと、


本当に届けたい層に
届くことはできない


本当に幸せになってほしい人達に届けることはできないんだ、と

これまでのやり方に一種の限界を感じていました。



それは、このコロナ渦において色濃くなってきて

私の予想はより強い確信となってきました。



これでは本当にやりたい実現したいことが
社会事業として成立することができない。

社会起業家と名乗りたい、名乗らなくてはならないと思っても、

社会起業家と名乗るなんておこがましいと思ってしまう。



ここでこのブログを読んでくださっている
あなたにお聞きしたいことがあります。



あなたが病気をしたとき、介護や人の手が必要になったとき、

どんな人に自分の身体や自分の生活、

自分のお世話を頼みたいですか?




自分が自分のチカラで色んなことが出来なくなった時、
それを素直に受け入れられる人はそういないと思います。




どんな人に見てもらいたいか。

どんな人に自分の出来ないことを頼み、
自分のお世話に値することをやってほしいか。




これまで私が医療介護の世界で出会ってきた人々。


そのスタッフの方々は素晴らしい方から
まだ人としての成長が未熟な方、色んな方を目にしてきました。



正直、この人に
自分が病気してから見てほしいとは思えない・・・


そう思ってしまう人も全くいなかったわけではありません。



ですが、総じて言えるのは


医療者、介護者の方々で、


元気で、キラキラしていて、
仕事が楽しくって仕方がなくて、

いつもハッピーを人に与えるような


そんな人に出逢うことはなかなか少なく、




医療介護者自らが、どこか

身体や心に不調を抱えていたり、

家族や身内に心配事が重なっていたり、

経済的にも精神的にも不安が重責していたり、



そんな方が多いなと感じておりました。




支援する側が、

ケアする側が、


元気じゃない。

幸せじゃない。

活力がない。




そんな人をたくさん見てきました。


そして悲しいことに、

今、若い医療スタッフの方が病んでしまったり
誰にも相談できず苦しい思いをされていたり、


逃げ場を探している様子が珍しくないのが実情です。




私はこれまで、嚥下障害予防で食べるチカラを高める活動をしてきました。


最期まで食を楽しむ、最期まで自分の人生を生ききれる幸せな高齢者を
増やしていきたいと切に願って、活動してきました。



その思いは微塵も変わりません。

むしろそその熱意はどんどん膨れてきます。



ですが、その思いと比例するように


「幸福な(しあわせな)医療者を増やしていかないと、
医療介護が成立しなくなってしまう」


という危機感がどんどん高まっていきました。




だから、私は
この「幸福な医療者を増やしていきたい」という


とても壮大なテーマから目をそらさずに
自分の活動をさらに深めていきたいと

静かに、決意しました。




あなたは、自分が健康ではなくなったときに

どんな人に自分の身を預けたいですか?



もっと医療者自らが幸せになっていかないと

人を幸せになんてできない、
人を支えることはできない、そう思います。



幸せとは、物質的に、精神的に、金銭的にも幸せという

様々な幸福感があります。



逃げずに目を背けずに、
この大きな課題を真摯に受け止めたい。



あなたの抱えている
課題と感じていることはなんですか?



そのスケールが大きければ大きい程、
挑戦しがいというものがあります。



夢は大きく、希望は絶やさない。



私はここで、
このブログを読んでくださったあなたに


自分のスケールの大きな夢を
書かせていただきました。



あなたはどんな夢を描きますか?