フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

言語化の大切さ

【第108回】

言語化の大切さ

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新年あけましておめでとうございます。


本年も、
フリーランス言語聴覚士はしっ子のweekly magagine


をよろしくお願いいたします。




また、いつもこのブログに訪問下さり
ありがとうございます。




さて、新しい年になり

「今年はこれをやってみようかな」「あれをはじめてみようかな」


という方も多いと思います。



かく言う私も、
「始めたいこと」がたくさん湧いてきていまして

どれを始めて、どれをやめるか、

自分のペースでバランスを保つならどれを残していこうと、
いま吟味しているところです。



そんな中でも、私が特に
自分自身の今年のテーマだと思っているのは、


言語化の大切さ」ということ。


私自身、結構感じていることなんですが、


昨年は人と接触することや、
お話の機会が総じて減りました。



対面で会話する、説明する、理解してもらう、



そういった一連の
高いレベルのコミュニケーション機会が総じて減少し、



私自身が感じていることは、


会話場面での語彙の不足です。



話していても、思っているよりも

自分自身からでてくる言葉に
自分から出てくる言葉の語彙不足を感じます。




話したい言葉がすっと出てこない、

上手く話せているつもりでも、

なんだか言葉足らずで
イメージが共有できているかつかめない、


普通に話すだけでも、なんだか緊張する

目を合わせるのがちょっと照れくさい、





なんだか気づいた時から
こんな感じになっています。




私たち言語聴覚士

コミュニケーションに関するお仕事を生業としていますが、

失語症の方々の訓練場面や訓練室だけではなく、

実践的コミュニケーション機会が
いかに大切なことであるかが、


この度の機会をもって
実感としてひしひしと感じられます。



リアルな場での相槌や視線、身振り手振り、
言葉選び、言葉遣い


その臨場的な言語的なやり取りが
いかに難しいことをやっているのか、ということですね。





だから、いざ伝える場面になると

疲れる。緊張する。

伝えたつもりが伝わっていない、なんてことが
昨年から結構私の中で起こっています。



これはやっぱりコミュニケーション機会が
事実上、減っているからなんですよね。




言葉を変えると、

アウトプットの機会が総体的に減っているから。



アウトプット機会が減っているから、

自分の中で思考や言葉だけがぐるぐるした状態が続いてしまう。



言語化する。



それは、言葉で話すだけではなく、

文章や動画、最近一般の方でも始められるラジオ等、
なんでもいいので

アウトプット、表出すること。



特に発信することに拘るわけではありませんが、

人に見られると思うと、ピリッとしまるので

表出には「発信」をセットにした方がいいと思います。




私が、今年、
自分自身に必要と課しているテーマは、


自身の活動や、コンセプト、

できること、できないことなど

活動が手に取るようにわかるように
わかりやすくすること、

私自身を知らない人にも親近感を持ってもらって
交流のハードルが下がること、

そして提供するサービスを
必要な人に必要なタイミングで届けること、



そのために
言語化して発信すること。




振り返ると、これまでの発信は
発信しているつもりが、

全然不十分であることに、割と最近気が付きました。



これには自分でも驚き。


でも、今からでも遅くない。

いや、これから、今だからやった方がいいこと。



リアルで会話機会が減っても、
オンラインツールを活用しても、

音声手段に限らず、発信の方法も限定せず

言語化できるステップをどんどん掘り下げながら

自分の中で抽象的になっている部分を言語化していく、



本年はここを大切にしていきたいと思います。



みなさんはどこを大切にしていきますか?



もっともっと、
私は私に、自分の活動に、

「自分に集中」していきたいと思います。