フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

伝え続けていく力

【第55回】

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今日のテーマは、「伝え続けていく力」です。




根本的に、


「伝えること」


「伝え続けること」は、異なると思っています。




活動でも、自分の思いでも、
自社の取り組みでも、


「こうしてほしい、あぁしてほしい」の感情的なことや、
やりたいことや、やりたくないことでも、



こちらの「意志」を伝えなければ、伝わりませんね。



「察してよ。わかってよ。」と内心思っていても、

確認作業で言語化することは、とても大切です。



言葉にする、
文章にする、
ホームページに公開する、
SNSで投稿する、



いくらでも「伝える」方法はあります。



さて、「伝え続ける」とは、なんでしょうか?



文字通り、「伝え続ける」ことです。




これは、なかなかの精神力を伴い、
誰もが持っているわけではないので、


ここでは、「力」をあえてつけました。



「伝える」ことと、
「伝え続ける」ことは違います。



大切なのは、なによりも、「伝わること」です。



身内や友人は、一生懸命汲み取ろうとして、熱心にお話を聞いてくれるかもしれません。

でも、真の「伝わる」ではないかもしれません。



「伝わる」とは、


自分以外の人が、自分の思いや活動を伝えてくれた時、

他者の言葉を介しても、相違ないことです。



そして、
「伝わる」とは、

「伝わった先」に、相手になにかしらの変化をもたらすことです。




「伝える」には、一方的な側面もありますが、

「伝え続ける」ことは、「伝わる」ことの近道です。





正しく伝わり、受け取ってもらえた時、

変化が起こります。




まず、受け取ってくれた方の自分に対する目が変わります。


前のめりの姿勢で一生懸命向き合ってくれます。


そして積極的に、
「自分にも協力できること」を探してくれることもあります。


伝え続けた結果、「応援者」となってくれるのです。




でも、ここまでいくには、「伝え続ける」「力」が必要です。




どんな言い方がわかりやすいだろう?
どんな言葉選びが、相手の琴線に触れるだろう?
言葉で伝えるだけではなく、体験してもらったらどうだろうか?




ここでも「伝え続ける」ために、いくつもの方法があります。




やるか、やらないか。
続けるか、続けないか。




もしかしたら、どれだけ工夫をこしらえても、
思ったように伝わらないかもしれません。


あの手この手で伝えても、
思っていることの1/100も、届いていないこともあるでしょう。



でも、その結果、
思わぬところで、誰かが拾ってくれるものです。


気づいてくれて、
気づいたら応援者になってくれているものです。



「聞いてくれる人」がいるから、
今日も「伝え続ける」ことができる。


こんなにありがたいことはありません。


さあ、今日も喜んで伝え続ける。



「伝え続ける」ことが、「力」となり、揺るぎない軸をつくってくれます。



もしも何か思うことがあるなら、

「伝える」ことから超えて、
「伝え続ける」力が身につくまで、楽しく少し粘ってみましょう。


人生は長期戦です。
「伝え続ける」時間ならたくさんあるはずです。