フリーランス言語聴覚士はしっ子の weekly magazine

~北のマチのフリーランス言語聴覚士の医療教育系ブログ~

フリーランス言語聴覚士の挑戦はつづく。

【第54回】


最強寒波の到来をじわじわ感じざるを得ない寒さがあります、ここは北海道北見市です。


私は、北海道北見市フリーランス言語聴覚士として
嚥下障害予防の高齢者サロンの運営からスタートし、


嚥下トレーニングを伝える各講演活動や


幼稚園等で嚥下障害教育の紙芝居、


昨年からは地域共生型カフェをオープンし、現在営業しています。


現在も現場でリハビリ職として働きながら、
講演活動とカフェ事業。


いったい何足のわらじを履くのか、
と自分でも思う次第です。



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ありがたいことに、
活動に関心をもってくれ、
自分もフリーランスでいつか働いたいてみたい
という問い合わせも増えてきています。



通常、病院や介護施設で働くことの多い言語聴覚士が、なぜ外を意識するのか。



それは
日本全体、各地域における高齢者の数に対し、

「嚥下障害」「コミュニケーション障害」に関して
貢献できるスキルをもち、

地域で活かすことができ、
そして、地域において、その専門性が必要だと感じるからだと思います。




フリーランスになり、

ブログやホームページ、
SNSの情報発信や

新聞やWeb媒体等の取材や
トークイベント等などで、


様々な方と交流をもてるようになりました。



皆さんから本当に熱い思いを感じます。


みんなそれぞれ
方法やジャンルは違えども、
ちゃんと「まち」のことを考えている


私個人にコンタクトをとってくれたり、
まんまる茶茶に訪れてくれる方は全体の一部の人でも、

一人の行動の裏に、1000人の思いといったように、

全体的には

きっと「熱い思い」をもち、
「まち」のことを考えている人は、

想像をはるかに超える数がいるのではと思います。




個々人で、熱い思いをもっている人がいる。


けれど、

「思い」と「行動」の間には、大きな壁がある。



その壁を超えるには、
個人レベルを超えて


同じ意識の人たちとつながっていくことができれば、
加速度的に実現速度が速まります。



「組織」と「所属」と「個人」は違う。



「組織」では難しいけど、
「個人」でならやってみたいことがある。


「所属」は違うけど、「個人」的に興味がある。



組織や所属の意識からいったん離れ、
個人の意識の範囲を広げてみる。


社会問題や
仕事外の気になる問題に関して、

個々人で関われる方法はたくさんある。




「個人の思い」と「個人の思い」がつながれば、
生み出せるものは無限大です。




誰とつながり、どう生み出すか。



地域の高齢者の居場所づくりや、役割づくり、
こども食堂や放課後支援、

ローカルだからこそ
「自分も関わってみたい」という方、

きっとたくさんいるんだろうな、って思います。





つながりましょう。



つながるところから始めましょう。



一人で1から始めるよりも
ずっと実現可能な可能性が高まります。





ここで、わたしのやりたいことを挙げます。



まんまる茶茶が町内の高齢者の拠点になって、
情報交換したり、介護予防の場として活用されたい。


地区のケアマネージャー、包括支援センターが
そこに関わって、
地域課題の把握のために利用してほしい。


嚥下障害予防カレンダーをつかって、
嚥下障害予防講座を

地域包括支援センター協力のもと、
一緒に開催したい。



まんまる茶茶が、毎月1回地域交流の場になって、
おりがみ講座があったり、
ダイエット指導講座があったり、
本の読み聞かせがあったり。
自然と地域が繋がれる場になれていたらいいな。


一人一品食材をもちよって、
みんなでつくって食べる1day食堂もいいな。

働く親向けの登録制放課後食堂なんてのもいいな。



女性が多い言語聴覚士の環境の中で、
出産、介護で離職しても
言語聴覚士として社会と繋がれるために、

NPO食べる力・円の活動を
各地域のフリーランス言語聴覚士に卸せたら、
全国的な広がりを持てるかもしれない。




きっともっと無限にでてくる。
一人一人の思いが重なれば、もっと。


まずは口にするところから始まります。


フリーランスは個人だけれど、
個人だからこその柔軟性がある。



これからフリーランスを目指す人にも、

「個人」だから実現しやすいこと、
「個人」じゃない方が実現できること、



この両面で考えてもらえたら、
フリーランスの立場という価値
最大限に生かせると思います。



最後にある方の言葉より。


「自分の頭に思い描けるぐらいのことは実現できる。
自分の頭に思い描けないことは実現できない。」


自分の頭に思い描けたから、これは実現できるな

いつも自分を信じる目安にしています。